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このたび、別府市において第78回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会を開催させていただきます。伝統ある本学会の学術集会をお引き受けするに当たり、その重責を感じつつも学術集会が実り多きものになるよう鋭意準備を進めております。本学会は昭和10年に設立され、温泉、気候、物理療法に関する学術的研究ならびに医学的応用の推進を目的とした学会であります。今回、平成25年5月24日(金曜)、25日(土曜)の2日間、別府市ビーコンプラザ国際会議室にて開催いたします。別府市での開催は平成9年以来16年ぶりですが、その間、温熱医学に関する分子遺伝学的研究をはじめとして多面的アプローチからの研究が推進され、新たな知見も蓄積されました。一方、我国では高齢化社会が進み入浴事故も増加しています。この入浴事故に関しては現在、大きな社会問題となっています。また、東日本大震災を契機として電力供給の問題も大きな関心事となっています。それらのことを踏まえて、本学会では「温熱医学の新たな展開と挑戦」としたテーマを掲げ、温熱物理療法の最新治験、地球温暖化の現状、地熱発電と環境などのテーマにも焦点を当て、それらの第一線の研究者による講演を企画いたしました。更には健康増進を目的とした温熱療法を実践している方々にも発表の機会を設けさせていただきました。温熱療法の医学的効能にとどまらず抗老化作用などについて言及していただけるものと思います。なお、一般演題はすべて口演発表といたしました。
別府は「山あり海あり温泉あり」と言われ気候は温暖で比較的のんびりした気風のところです。温泉では源泉数、湧出量は日本一を誇っています。多くの異なる温泉にも入ることができるのも別府の魅力であります。また、新鮮な魚が豊富であり皆さまの食欲を満たすことができると思います。短い期間ではありますが、会員の皆さまには別府を充分にご堪能していただければ幸いでございます。本学会では多くの会員の皆さまが参加していただき実り多き学術集会にしたいと思います。